33.過去のヒト、未来のヒト

 昔好きだったあのヒト。昔付き合ってたあのヒト。
思い出すと、甘酸っぱいような切ないような、そんな思い出が誰にでも
あるかもしれません。
 
 あの時、あんなに一生懸命だったキモチや行動力。
そして、夢中になっていたあの輝かしい日々。
 
 ふと。
 
 そんなヒトに、再会する機会というのは神様の悪戯心なのか
あったりなかったりします。思い出される思い出の数々…。
痛々しい思い出の数々。色々あるかと思います。
 
 明らかに違うと言えるのは、あの時よりもお互いに
成長し、大人になっているという変えようの無い事実。
 
 極稀に、再び縁が巡ることもあるかもしれません。
けれど、お互いに別な相手がいるかもしれないし
関係を取り戻せるような環境にいないかもしれない。
それよりも、「人生の通過点」という存在だったかもしれない
存在の相手に、逆行するかもしれない。
という考えは拭えないでしょう。
もちろん、それを払拭できる理由があれば逆にアリかも。
 
 もちろん、未だ知り得ぬ未来で待つヒトという存在も
あるでしょう。そしてそれを選択するのは自分自身であるし
他の誰でも有りません。
 
 もっとも…、過去・未来のほかにも
「私をとりまく人間関係」という概念を理解する必要がありますが。